ローソク岩右カンテを淡々と登る新人・K松(画面中央右)。
1)概要
道場の百丈岩で新人のマルチピッチトレーニングを行った。
いままでDボルで何回もシュミレーションしてきたことの仕上げのひとつだ。
それに単純に付き従うのも、あまり面白くないので、アイゼントレを兼ねて旧人三人が手袋+アイゼンでフォローするというプランにした。
結果、新人は全く問題なくこなし、旧人も良いトレーニングとなった。
2)日程
2024年11月09日(土)
【メンバー】 K松(新人)、T田、M矢、A山
3)報告
朝8:30に道場駅集合、百丈に向かう。
以下流れでクライミングをした。
ろうそく岩ノーマルからの右カンテで頂上へ
~東稜をクライミングしようと下降したが超満員だったので、登り返して中央ルンゼを懸垂
~中央ルンゼ左ルートをクライミング~東稜クライミングで終了。
なかなか充実したルート取りだった。
中央ルンぜ左ルートをまたまた淡々と登るK松
4)新人の感想
11月9日(土)、雨予報が最高の良い天気になりました。
A山さんからの提案で、百丈岩でのマルチピッチの特訓を企画していただきました。
今まで教えて頂いた点と点が、線で繋がる瞬間の様でした。
いざ、当日を迎えたものも、要領・流れがわからないまま、道場駅に到着し百丈岩まで歩きます。前回は櫓前まででしたが、そこで準備にかかります。私は、ヘルメット・ハーネス・装備を付け、A山さん・T田さん・M矢さんは、冬履にアイゼン装着です。
まだ、流れを掴めないまま林道を歩き、岩の前に到着です。
ロープを結び、装備をチェックし、たくさんのヌンチャクを渡されて、A山さんから「どーぞ」の一言が!「えっ!」と、なりましたが、ようやく流れが分かりました。
リードで登り、支点を作り、セカンドビレイをする。
ダブルロープのビレイで、3人を?いろいろな濃密な事が一気に起こっています。
ただ、私に出来ることは、登ってセカンドビレイをする事!
この作業は、A山さんから、Dボルで何度も教えて頂いたので、手順通り行うしか無いと思い、登り始めました。
沢山のアドバイスをいただき、支点を作れるところまで登り、セカンドビレイに移ります。
A山さんが登ってきたところで、注意点や改善点を指摘してもらい、M矢さんが上がってきた時点で、私は次の登る準備をし、M矢さんがT田さんのビレイをする準備を始めます。
今まで教えて頂いた点と点が、一連の動作になった瞬間でした。
その後、何度か繰り返し山頂へ到達するのですが、その度にアドバイス・改善点を指摘頂き、まだまだ、学ぶ事が沢山あると思いました。
山頂から次の場所へ移動すると、沢山の人が順番待ちをしており、大盛況でした。
そこで、次は懸垂下降で降りて、そこから登り返す事になりました。
ロープの結束・末端処理・バックアップ・確保機のセット、何度も教えて頂き、練習してきたんですが、やはり怖い!
まだまだ、自分の物に出来ていないと、感じました。
最後の登りでも、自分の未熟さから、支点の確保に時間がかかりご迷惑をお掛けしてしまいました。自然の物を利用して支点を作る事の難しさを学ぶ事ができました。
この1日は、沢山の事を学び、沢山のことに気付く事ができました。
また、私が登ったルートを、アイゼンを付けて登ってくる御三方には脱帽でした。
A山さん、並びにT田さん・M矢さん、本当に、ありがとう御座いました。
かなり濃厚な1日なりました。
最後のレモンスカッシュが、忘れられない味になりました。(A山さんは飲んで無いけど)