鈴鹿南部縦走

1)概要

  ①全体

     歩きトレーニングのために、GW中の縦走を計画した。ルートは南鈴鹿。

やはり山は歩くのが基本中の基本。そしてテントを担いで歩くのも基本と思う。

     結果、計画通り行動できた。参加者の皆さんにも良いトレーニングになったと考えている。

  ②参加者

     H網、H本ミ、Y村、A山(Ⅼ)

  ③行程概要

     4月27日(土) 

      大阪発、鈴鹿峠で前泊。同時に自転車デポ。

     4月28日(日)

      鈴鹿峠からJR関駅に車で移動。その後亀山駅に電車移動し、亀山駅からタクシーで仙ケ岳登山口へ。

      白谷沢から仙ケ岳に登り、そこから南西に県界尾根を縦走し、かもしか高原でテント泊。

     4月29日(月・祝)

      かもしか高原から鈴鹿峠まで。

      鈴鹿峠でデポした自転車をピックアップして、A山だけ関駅に下り、車を鈴鹿峠に回送。

      皆さんをピックアップして下山完了。

 

2)報告

  ①4月27日(土)

     最初の計画では27日と28日の縦走だったが、天気が危うかったので一日後ろ倒し。

     A山車で参加者の家を回り、それぞれピックアップ。途中食事して、鈴鹿峠へ。

予定通り自転車を見えないところにデポし、前泊用テントを張る。

  その時、Y村の悲鳴が。「ヒルや!!」。Y村の靴の中に2匹発見。

  いきなりヒルの襲撃だ。A山が履いていたサンダルを見たら、一匹張り付いている。

  慌てて指で払う。こんなところにもいるのか。。げんなりである。

 

 ②4月28日(日)

    鈴鹿峠に駐車する車が多いので、5時頃A山が皆さんに声をかけて、早々に峠を後にする。なによりヒルを気にしていたらゆっくりパッキングもできない。

    関駅で準備をしていたらA山の右足、親指の付け根から血がだらだらと流れている。

    まんまとやられてしまった。既にヤツの姿はどこにもない。

    止まるまで30分ほど待って、7時29分、電車上の人となった。

亀山駅で予約していたタクシーに乗車。石水渓キャンプ場まで入ってもらい、8:10にスタート。しばらく林道沿いの道を歩いた後、白谷沢ルートをとることにする。

 このルートはA山のエアリアで南尾根より時間が短かったので選んだのだが、これがどうも失敗だった。なにしろヒルの巣窟だ。

ラストを歩くA山がうごめくヤツを見つけては、つま先でぐりぐりすりつぶす。

でも、たぶん、それでは死なないだろう。なにしろ恐竜時代から生き延びてきたやつだ。

 

 


 

それにこんなところもあった。

それも、ぐらぐらするハシゴだ。仲間に支えてもらわねばならなかった。

   

 

 

その後も、なかなかの急登をこなし、仙ケ岳についた。

 


ここから先は基本楽しい稜線歩きだ。

 

このあたりは御所平といい、特に快適なところ。

ここは人気があるみたいで、多くの人に出会った。

そのほとんどの人が仙ケ岳は南尾根から登ってきたようだ。。。。。

そして15:30ごろにかもしか高原到着。

実に気持ちの良いテン場だ。

しかし、ここには水は無い。だから各自下から背負ってきた。

ただ、臼杵岳から下るときに、西側(登山道の右側)にかなりの水量の流れがあった。

 事前調査にはひっかからなかったところだが、ここは使えるだと思った。しかし時すでに遅し。

 

御所平

かもしか高原


 

③4月29日(月・祝)

今日の行程は短い。6時45分出発。

しかし、エアリアには危険マークが二か所もある。

鈴鹿によくある地形が続く。基本花崗岩質であり、それがところどころ脆いところがあるためそこが、切り立った痩せ

尾根や、ぐずぐぐずぐずの稜線になっている。

また、数多くの「コブ」もある。

それらをひとつづつ慎重にこなしていった。

そして、11時半に鈴鹿峠にたどり着いた。

 A山が、激下りの1号線をひた走り、車を回送し、お風呂に直行した。

 

悪場

鈴鹿峠


3)参加者感想

  ①H

    土曜の夜は鈴鹿峠でテント泊。なかなかいいテント場です。明日から長い縦走に一抹の不安を感じながらもぐっすり。星もきれいです。

翌朝、石水渓キャンプ場から沢筋にはいると、さっそくヒル祭り!白石谷コースを通って、仙ヶ岳へ。沢の渡渉は気持ちよくて楽しかったですが、最後はなかなかの急登になり、ふくろはぎパンパンになりました。御所平を経て、臼杵ヶ岳へ登り、カモシカ高原へと下るコースは、所々ザレ場の下りに冷や汗かきました。

日曜日は、カモシカ高原から、四方草山、三小山。何度も上り下りのある中、岩場あり、痩尾根あり、結構スリリングでした。

バイケイソイウの群生も見られ花が咲く頃はどんなふうになるのか楽しみです。

ミツバツツジやシャクナゲ、馬酔木、イワカガミ、ひさびさに山のお花も堪能しました。

一日しっかり自然の中を歩いた後は、ゆったり、ぼ~っと時間の流れるテント泊縦走、普段岩登りが多いですが、こういう登山をはずしてはいけないなあと思いました。

  

  ②H本ミ

     コースタイム短いし、涼しいからと選択した仙ヶ岳に向かう白谷コースは、繰り返す徒渉とゴーロ歩きのルーファイコース。2日目のザレた痩せ尾根歩きと合わせてちょっと緊張感のある縦走でした。

全般的には開けた尾根歩きが楽しめる景色のいいコースでした。

山行終了後、鈴鹿峠から関駅までチャリを飛ばしてくれたA山監督には感謝です

 

なかなか休憩させてくれない監督が2日目1時間半程歩いた時「分岐まであがったら休憩!」とのお声。珍しいと思ったら、「朝食べてないから自分がお腹空いたんや」とヨッシーの鋭い一言💦😆

 

  ③Y

     鈴鹿峠に前泊しましたが、すでにヒルがいました。ヒル祭り到来です。

     1日目の仙ヶ岳までは沢沿いを歩きましたが、もちろんこちらも絶賛ヒル祭り中でした。

それに加え、渡渉が多くルーファイにも時間がかかり、なかなか体力が奪われるコースでした。

仙ヶ岳、御所平あたりは眺望が良くたくさんの人に会いました。

体力が持つか心配でしたが、なんとか予定通り、かもしか高原に到着。

ご飯を食べるとすぐに寝てしまいました。

 

      2日目は行程が短かったのですが、ザレ場有り、痩せ尾根有りと変化に富んだコースで楽しめました。

自分にはなかなかハードなコースでしたが、歩き切ることができてよかったと思います!

 

 

 

一日目ログ

二日目ログ