☆H井
小豆島にクライミングに行くのは10年ぶりくらい。目指す課題は無かったのですが、10年前トップロープでしか登れなかった課題に再チャレンジして、どれくらいリードで登れるようになったのか確認したいなぁとぼんやり思っていました。1日目の最後にトライした、夕暮れロックの「第3の男」、何人かがトライしていたので、私も触るだけ触ってみようとトップロープで登ってみたら、トップロープとはいえ、一撃で登れてしまった!これには自分が一番びっくりし、同時に俄然やる気に。翌日、リードで一撃したいとメラメラわいてきた闘志に、Amiさんの「ヌンチャクかける?」の一言もお断りし、マスターにこだわってトライ。残念ながら1撃はできずフォール。2トライ目は何としても落とす、と超気合を入れて登ったら無事トップアウトできました! 嬉しい気持ちはもちろんのこと、クライミング楽しい♪って久しぶりに思いました。合宿もクライミングもめちゃ楽しめた3日間で、企画してくれたAmiさん、晴山さんに感謝感謝です。
☆H網
小豆島初日の夜は、【瀬戸内JAM’23】の映画フェスティバル!
下山後みんなで作ったサンドイッチを頬張り、いざ宵闇迫る会場へ。焚き火が赤く燃え上がり、青い月が冴え冴えと照らす中、いよいよ、国内初のクライミング映画フェスが幕を開ける。5年前から始まった瀬戸内JAMも年々大規模になり、地元の参鶏湯や焼き鳥のお店も人とのふれあいがいい感じ。今年の『ローカル』というテーマもぴったりだ。見応えたっぷり、撮れたてのドキュメンタリーが続き、これは一時も目が離せない。
17:00 : - 開始 -
17:03 : 『Excellent Power』
17:15 : 『Daisuke Ichimiya | アマテラス』
17:22 : 『センチュリークラックへの道 〜The Road to Ceentury Crack〜 』
17:56 : 『ACT ON REASON』
18:11 : <トークセッション:ゲスト 中嶋徹×安間佐千>
18:41 : 『フリークライマー會田祥のジャックと豆の木 オンサイトトライ』
19:10 : 『Reformation』 ※特別招待作品
19:22 : <スペシャルトーク:ゲスト 小林幸一郎>
19:42 : 『LIFE IS CLIMBING』※特別招待作品
21:13 : - 終映 -
會田祥のジャックと豆の木 オンサイトトライ
たった今見たばかりの、すごい映画に出ていたご本人たちの登場に、会場の皆はわくわくドキドキしっぱなしだ。
たった50cm落ちるのも怖くてオンサイトができない私。ところが、盲目のクライマーにはただひとつ、クラックだけが、他人の指示通りに登るのでなく、自分の力でオンサイトできる。だから他に代えがたい魅力があるという。「成功か失敗(死)か、ではない。成功するかやらない(自分の心に負ける)か」だけという中島徹さん。称名滝をフリーソロで登る中島徹の黒いシルエットは躍動感と美しさに満ちていて感動的だった。
真っ暗闇で手を伸ばすだけでも怖いのに、サイトガイドのパートナーを信じアメリカ/ユタ州のフィッシャー・タワーズ(赤い尖塔)を登り切った小林さん。でも何の気負いもない。
誰に最も共感し、誰の心の中に自分の心の一端を見たか、それは人それぞれ。
死と隣り合わせの悲壮な行為ではなく、視覚障害があるからと湿っぽい辛い話ではなく、誰の心にも、乾いた優しい風が吹くような、そんな夜だった。この夜ばかりは、本当に穏やかに優しく心が締め付けられる夜だった。
☆Yナ
初めての小豆島とても楽しかったです。4日間の合宿なんて初めてで自分の準備でさえ難しかった私です。
そう考えると、今回の企画や様々なな手配、食事の用意などほんとに大変だったと思います。
感謝の気持ちでいっぱいです。
だからもっと練習して「もっと登れるようになりたい!」という気持ちになりました。
ありがとうございました。
☆I橋マ
コロナが落ち着き、久しぶりの大所帯の山行。夜のフェリーで移動する為、フェリー泊含めて4泊。
これほど長いクライミング山行は初めてだし、そんなに登れる?過ごせる?と心配もしていた。
しかし、先輩方の企画、手配のお陰で、映画鑑賞、ギターで歌会、朝晩全く違う美味しいご飯、バーベキュー、ビールサーバー借り出しての生ビール、あっという間のとても楽しい小豆島だった。
最終日は、ポカポカエリアのトップロックで1つのルートを皆で競い合うようにワイワイと登り見ているだけでも楽しい時間を過ごせました。
コロナの予防接種の筋肉注射による、筋肉拘縮で今年は殆んど練習出来なかったけど、昔トップロープで登ったところもリード出来きたので、次回は次のグレード目指しながらまた、皆と行きたいです。
☆H川さん
2009年と2014年以来の吉田の岩場でした。
2014年にNPのカムが抜けてグランドフォールしたトラウマがあったので、今回はカムを持たずにボルトルートだけに絞りました。
でも錆びたφ8mm(?)のアンカーも多く、アグレッシブにトライするにはちょっと腰が引けたので、NP装備も持っていくべきだったかな。
登ったルートはグレード的に高いものではありませんでしたが、4日間多くの会員と登れたのは久し振りで、時間を過ごすだけでも楽しいものでした。
☆Y村さん
人生3回目 小豆島クライミング!
ザラザラの花崗岩に少しは慣れてきたかなと思いつつ、一年ぶりの小豆島に期待と不安でドキドキ。
花崗岩はガビガビで指皮を傷めやすいですが、その分足のフリクションが効くので、個人的には好きな岩場です。ランナウトは怖いですが‥
毎回、足はすべらないから思い切って手を伸ばそう!と自分に言い聞かせながら登った気がします(笑)
お天気にも恵まれ、美味しい食事をいただき、素晴らしい映画を観て、楽しく愉快な仲間たちと共に4日間楽しく登ることができました。
また来年これるかな?!
☆Y田
2日間だけの参加でしたが、めちゃくちゃ楽しかったです。色々段取りしてくださって、感謝しています。
正月からモヤモヤしていたトップロックのbaccoのグレードがおかしいんじゃないか?がみんなの検証の結果、おかしいという共通の見解が得られて、とても嬉しいです。
☆N崎
今回は2回目の小豆島クライミングでした。初めての小豆島は今から5年前、ぽっぽ入会の1ヶ月後で、何もわからないままの参加でした。
帰りのフェリーで「オンサイトとは?フラッシュとは?」とA山さんから教わったことを、懐かしく思い出しました。
その頃と同じく、会の仲間とワイワイ言いながら、課題に挑戦するのは楽しかったです。
最高の遠征でした。ありがとうございました。
☆A山
人目を憚らず泣いてしまった。1日目の映画の時だ。
私はかぶりつきで見ていた。一番前なので誰にも遠慮することはない。
だから泣いてしまった。
「會田祥のオンサイトトライ」
ハンドジャムの効くところを探す。まさに手探りだ。それだけではない。
フットホールドも手探りだ。10cmくらいの幅のホールドの中で、一番乗れるところを探す。健常者なら見ればわかる。でも彼らはできない。
だから手探りする。そして一番大きいところを見つける。そして、その位置に正確に足を運ぶ。その姿を見ていて、彼の登りたいという純粋な気持ちが痛いようにわかって、泣いてしまった。そして、人間は何故登ろうとするのか、その根源を見た気がした。
「中島徹の称名滝フリーソロ」
称名の滝には、滝の水をまともにかぶるセクションがある。そこを登る中島徹。
ドローン撮影なので、音は聞こえてこないが、着ている雨具に叩きつけられる滝の水をみていれば、どのくらいの水量なのかはわかる。
どっ、どっ、どっと雨具を叩く水の音が聞こえてきた気がした。
そして終了点で小さくガッツポーズをする姿。
泣けた。
映画だけではない。トークショーでの言葉。
「成功か死か、ではない。成功するかやらないか」また「気持ち悪くなるくらい緊張する」という言葉もあった。
それを聞いて山野井さんが「胃がひっくり返ったと思うくらい緊張する」と言っていたのを思い出した。
何回かこういうことがあったのを思い出した。
屏風の東壁ルンゼ、明星のクイーンズウエイ。
それなりに練習を積んで、万全の体制で来たはずなのに、取り付く前日は「雨が降らないかなあ」と思っている自分がいる。
彼らの100万分の1でいいから、強い自分を持ち続けたい。
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