2023年春、ぽっぽ会に新しい仲間が増えました。
ぽっぽ会に入会していただくと、その後皆で買物ツアーを組んでギアをそろえたり、道場駅そばの百丈矢不動でアルパイン練習を重ね(『ぽっぽトレ』と呼んでいる)たりして、半年から1年後に、雪彦山か御在所でプチ本ちゃんデビューとなります。新人に二人の相談役兼伴走役がつくのも、きめ細かくてなかなか良い、自画自賛のシステムであります。
さて、今回の新人Kさんは、休みが平日不規則というハンデはあるものの、雪山歩きにトレランもする、しかもやる気がめっちゃある、というなかなかの掘り出し物(笑)。
土日ではなかなか練習日がとれないので、『平日ぽっぽトレ』も立ち上げ協力者を募ったところ、たくさんの方が名乗り出てくれました。このように柔軟に動ける人がいるのも、この会のありがたいところ。ログブックでどこまで練習できたかを記録しリレーしていきます。
暑い夏もなんのその猛練習を続け、ついに11月12日に、新人さんの雪彦山マルチでびゅ~。ついでに、コロナ下で岩登りから少し離れていた旧人さんたちもこぞって雪彦マルチに参加することになりました。
前日のココヘリのドローン捜索訓練終了後、雪彦山バンガローに入ったのは、H川、S山、M田、Ami。新人K、N崎、I橋ま, I橋マは後からバンガロー入り、宴会も楽しんで就寝。当日早朝に、Furiten、Y田、U野、U田、K門も加わり、総勢13名。さて、ルートは?
まず、ぽっぽの大人の登山部、Furiten、U田、K門の3人は、ゆったりと久しぶりの地蔵岳東陵を楽しんだあと、東屋でティータイム。
若い者に檄を飛ばすポジションのS山―N崎、I橋まーI橋マの2パーティは、三峰東陵~地蔵東稜連登攀を目指す。(タイムアップのため東稜2ピッチで懸垂)クライミングに燃えるU野―Y田ペアは、三峰東稜~時間があれば地蔵東面スラブから滑り台も考えるが、タイムアップで三峰東稜で終了しS山チームに合流。
新人K―H川、M田―Amiの2パーティは、地蔵東稜~右カンテ。右カンテは1ピッチで終了の予定でしたが、なんとかいけるぞと2ルート継続完登をめざしました。東稜の1ピッチのスラブにびびったり、チムニーでもたもたしたり、右カンテのアンダーが外れて落ちたりと、いろいろありましたが、1日2回地蔵岳を登り、きわどい下山路も2回目は急ぎ足で歩けるようになり、約束通り4時までに東屋に戻って皆と合流することできました。新人Kも、いくつかリードをし、しっかりビレイをして落ちるのを止めることもでき、集中して練習できたのは約4ヶ月でしたが、著しい成長ぶりに目を見張るものがありました。
全員揃って記念写真を撮った後いきなりの大雨。激動の1日でしたが楽しかった!
「新人Kさんの感想]
春に入会してから会のみなさんに手取り足取り手厚くご指導していただき、今回の卒業山行を迎えることができました。
マルチが何か。
アルパインが何か。
さっぱりわからなかった私ですが、平日ぽっぽトレにもお付き合いいただき、練習を重ねて少しずつ身についてきました。
初本チャンで登頂した時の喜びは、それはそれは格別でした!
あ〜もう、辞められない(笑)
次回はオールリードで登れるように頑張ります!
ありがとうございました!