八ヶ岳 阿弥陀岳北稜と赤岳主稜

 

2023225日・26日の土日で八ヶ岳阿弥陀岳北稜と赤岳主稜に行ってきた。

 

 

結果から言うと計画をすべてこなすことができた。ただ、2月の八ヶ岳は寒かった。はじめて指が凍傷になった。度なので大したことはないが、こんなのは初めてだ。加齢が一番の原因のような気がする。

以下報告

金曜日の14:30に家を出て、途中パートナーをピックアップして22時に八ヶ岳の仮眠室にチェックイン。扉の前に貼ってあるベッド割り振り。ここは極めて快適だった。2,000円払う価値がある。以前の仮眠室は広い部屋で雑魚寝だったがカプセルホテルみたいにグレードアップしていた。夜中1時に入ってくる人はいたが、4時まで熟睡できた。

 

 

仮眠室のベッド割

大同心に向かって歩く私


行者小屋のテント場から大同心を望む

大同心、小同心のアップ


トレースがあったので大助かり。でも登りはなかなか辛い。

北稜の下部岩稜を登る先行パーティー。快晴で、かつ簡単な岩なので快適に登れる。


下部岩壁のアップ。たぶん3級。

最後は雪稜になる。


そして頂上。全くの快晴だ。

赤岳が神々しい。


権現もなかなかだ。

阿弥陀からの下りが、実は大嫌い。このはしごまでくるのが怖い。でも12月より、岩が雪で埋まっているので、まだ簡単に感じた。


中岳沢を下る。ここも12月よりは簡単。ここを下るために雪山3種の神器(ビーコン、ゾンデ棒、スコップ)を持ってきたが、全く不要だった。


そして日曜日。4時半に起きて出発は6時。今日も快晴だ!しかし!写真はない。あまりに強風で(八ヶ岳では普通と思うが)写真を撮る余裕がなかった。

以下文章のみ。

6時にテント場を出発。文三郎が大きく右上していくところから主稜の取り付きにむかってトラバース。

トレースはあったが、左が切れ落ちているのでなかなか緊張する。

ただ、一番怖いのは取り付き直下。傾斜がきつくなるからだ。

それを終えたら少し安定したテラス。グージョンボルトが二本ある支点。

そこから凹角を登る。

出だしは私が担当することにした。

ただ、北稜に比べて明確なホールドが手も足もない。

仕方なくなんとか両足でスメア(アイゼンで)し、体重移動で右足を上のホールドへ。

なかなか渋かったけど、難しいのはそこだけ。なんといっても強風がたまらない。手指の感覚がすぐなくなる。

そのあとは簡単。

寒いから早く終わりたいので、スタカットは極力避けた。ロープを出したのは4ピッチだけ。おかげで9:30には頂上に到着。

あとは快晴の中下山。嬉々として片付け、14時前に車に着いた。

温泉入って帰りに撮った八ヶ岳連峰。一番大きい白い山は阿弥陀岳。赤岳はそれに隠れて見えない。

 

 

主稜出発前の赤岳鉱泉テン場

下山後八ヶ岳連峰を臨む